2017年シーズンを振り返る(横浜DeNAベイスターズ)

 2017年シーズンを振り返る。前回は東京ヤクルトスワローズを振り返りましたが、今回は日本シリーズでソフトバンク相手に健闘している横浜DeNAベイスターズを取り上げます。

 近年の成績を振り返ると、ベイスターズがいかに下位に沈む暗黒時代が長かったかがわかります。ちなみに表には記載されてませんが、2002年から2009年の順位は6位、6位、6位、3位、6位、4位、6位、6位と悲惨な時代が長く続いていました。19年ぶりの日本シリーズ出場でベイスターズファンが盛り上がる気持ちもわかりますね。

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 次に先発投手の成績を見ていきます。イニング数的には井納が最も多いのですが、安定感からすると今永、ウィーランドが左右の2枚看板で、これに井納と日本シリーズ第4戦で好投した新人の濱口が続くといった感じでしょうか。阪神からFAできて長年活躍していた久保は戦力外となりましたが、表に掲載されている石田や飯塚の他にも熊原、平良、水野、綾部、さらにドラフト1位ルーキーの東と来年も先発投手候補はかなり豊富だと思います。

 リリーフ陣についてはパットン、エスコバーと抑えの山﨑康以外はあまりいい成績とはいえません。特に三上、田中健二朗は近年の投げすぎの影響が出てきてしまっている印象が強いです。


 続いて野手の成績です。ベイスターズは何と言ってもロペス、筒香、宮崎の破壊力抜群のクリーンアップが素晴らしいですね。さらに打って走れる桑原、梶谷もいます。(梶谷の得点圏打率の低さは気になりますが…)チャンスに強い戸柱も脅威ですし、昔のセ・リーグによくあった9番・野手を再現している倉本も一定の成果を上げていると思います。

 しかし、代打陣についてはちょっと物足りなく感じます。ゴメスの不振、下園の引退で特に大砲不足は深刻ですが、日本シリーズでもヒットを放った細川が来年もいい働きをしてくれれば心強いですね。


 ポジション別に見ると全試合出場した倉本、桑原に加え、ロペス、筒香、宮崎のクリーンアップとライト梶谷もほぼ固定です。課題だったセカンドも後半活躍した柴田で落ち着きそうなため、レギュラーが確定していないのは3人体制を敷いているキャッチャーだけと、理想的な布陣を組めているといえます。

 唯一気がかりなのはレギュラーが怪我で離脱した場合、誰が代わりに守るのかということです。特に今シーズン倉本がフルイニング出場したショートの代わりは誰ができるのか?

(ファームでは主に松尾大河が出ているようですが、他には飛雄馬くらいしか思い浮かびません^^;)


ともあれロペス以外はほぼ20代でレギュラーを構成できたベイスターズ、来年も勢いは続くのではないでしょうか。

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