2017年シーズンを振り返る(ヤクルトスワローズ)

 2017年度シーズンをチームごとに振り返ってみたいと思います。まず今回はセ・リーグ最下位に沈んだ東京ヤクルトスワローズです。

 今年のスワローズは45勝96敗と球団ワースト敗戦記録を更新し、セ・リーグ全球団に負け越し&交流戦最下位と不名誉な記録を打ち立ててしまいました。
 近年の成績を見てみると、ここ5年は優勝した2015年以外5位1回、6位3回と完全に下位が定位置になってしまっています。良く言われるケガ人の多さを解消しないと上位進出は厳しいと言わざるを得ません。
 来年から就任する小川新監督、2011年に監督代行を務めた際の快進撃を再現できるのか注目です。

 チーム最多勝は石川、館山、小川の3人のうち誰かが獲得してきましたが、石川、館山に完全に陰りが見える中、次世代エースの育成も大切になってくると思います。
 先発陣はイニング的にはブキャナン、原樹、小川が3本柱になりますが、正直小川以外は計算できるほどの成績を残せていません。今後に期待できる原樹、星のほかに若手があと何人か出現してくれれば良いのですが。
 リリーフについては去年より少しはまともになりましたが、やはり枚数が足りません。今シーズン秋吉離脱時にクローザーができる投手を探すのに苦労したこともあり、リリーフについても補強が必要かなと思います。

 ヤクルトといえば典型的な打高投低のチームで、打たれた分は打ち返すといった展開が魅力の一つだったのですが、今シーズンは川端、畠山、雄平が離脱し、山田も深刻な不信に見舞われるなど、肝心の打撃でも結果を残せませんでした。
 坂口、バレンティンはほぼ期待通りの成績を残してくれたのですが、どちらも33歳とピークを過ぎており、さらにバレンティンは来季の去就も不明です。
あとは代打陣も総じて打率が低く、もう少し数字を残せる人が欲しいところです。
(サード兼右の代打として村田はうってつけだと思うんですが…若返りを目指すとなると難しいところです)
 ポジション別にみると、100試合以上先発出場したキャッチャー中村、セカンド山田、レフトバレンティンは固定できたと行っていいと思います。坂口についてもシーズン前半はセンター、雄平離脱後はライトと概ね固定できました。
 来季バレンティンがチームを抜けた場合はレフト坂口、センター山崎、ライト雄平が基本となると思われます。後は川端、畠山の復帰でサード、ファーストが埋まれば一応ポジションはほとんど固定できますが、ケガのリスクを考えてもう少し補強をしておきたいところです。

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