ドラフトクジ運、セ・パで強いのは?

 先日の記事で12球団ドラフトクジ運ランキングを掲載しましたが、チーム単位ではなく、セ・パのリーグ単位でみるとどのような結果になるのか、もう少し検証してみました。

 まず、1位の1回目の抽選クジを引いた25回のうち、セ・リーグ間、パ・リーグ間の競合となったものが下の計7回です。

 上記を除いた、セ・パ競合となった抽選18回の一覧は以下のとおりです。

 上記の表を見ると、交渉権を獲得できるであろう期待値の数はセ8.4人、パ9.6人と大差ないのに対し、実際に交渉権を獲得できたのはセ4人、パ14人となりました。クジ運はセ0.48、パ1.46となりパのほうが3倍もクジ運が強いということになります。

 セ・リーグはパ・リーグと1回目に競合した場合、2012年の藤浪(阪神)を最後に5年間もくじで負け続けており、この辺がパ・リーグにばっかり有力選手がいっているという印象に繋がってるのかもしれません。

 では2回目の抽選(外れ1位)や3回目の抽選(外れ外れ1位)でセ・パ競合した場合はどうでしょうか。

 こちらは期待値セ6.3人、パ5.7人に対し、実際に獲得できたのはセ7人、パ5人とややセ・リーグのほうが運が強い結果となりました。特に3回目の抽選(外れ外れ1位)は2010年山田哲(ヤクルト)、2013年岩貞(阪神)、2017年馬場(阪神)とセ・リーグが3戦全勝という結果になっております。

 パ・リーグは2016年の佐々木千隼や今年の安田など、外れ1位はロッテが強い印象がありましたが、1回目の抽選で運の強かった日本ハム、ソフトバンクが2,3回目でセと競合した場合はすべて外れるなど、思ったより獲得できていないことがわかります。

 セ・リーグは1回目の抽選で弱い分、2,3回目でリカバリできているともいえますが、やはり目玉の1回目で交渉権を獲得する確率を上げていきたいですね。


 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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